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笹倉及介の日記ブログ

石の卵

石の卵 (たくさんのふしぎ傑作集)

石の卵 (たくさんのふしぎ傑作集)

子供向けの本だけど、十分楽しめた。石の卵という、不思議な岩石について紹介している本だ。

石は生物ではないので、卵というのは比喩だ。卵といえば、殻があって、中身がある。この本で紹介しているのも、殻があって、中身があるような岩石について紹介している。 外側から見たらただのゴツゴツした石だけども、輪切りにすると美しい模様が中に隠されている。ドラゴンの卵とも呼ばれているようだ。一体どのようにできるのか、本書の中には、アンモナイトや貝の死骸を核にして、海の中で特別な成分がくっついて成長してできたと書かれているけれど、どうやってそれがわかったのか、成長した物質はなんなのか、なんでそういう成長をするのか、いろいろな疑問が浮かんでは消える。きっととんでもない時間をかけて成長したものなのだろう。すごい。