エクセルの値で貼り付けショートカットをカスタマイズして作る方法
僕はエクセルを仕事で多用するのだけれど、これだけよく使うのに専用のショートカットキーが無い!という機能がエクセルにはあります。
それは「値で貼付け」です。
今回は、この機能をショートカットキーに登録することで劇的にエクセルの作業効率が超アップしましたので、情報をシェアしようという試みです。
「値で貼り付け」とは?
普通にCtrl+C, Ctrl+Vでコピー・ペーストができるということを知っている人は多いのですが、意外と知らない値で貼り付け。
- 罫線、セルの色、フォントのサイズやフォントの種類などの書式はそのまま
- 入力された値のみ貼り付ける
- 数式が入力されている場合、結果の値のみ貼り付ける
こんなかんじです。具体的には下記の様なキャプチャ画像を撮ってみました。
左のものを普通に貼り付けると中央、値で貼り付けをすると右のようになります。
「3」だけ数式が入っていて、中身がわからないので下に数式を出してみました。「1」のセルと「2」のセルの合計が出るようになっていて、「3」という表示となっています。
普通に貼り付けると数式のままコピーペーストできるのに対して、値で貼り付けは「3」がペーストされます。
一般的な「値で貼り付け」の操作はめんどくさい!
- 右クリック
- 形式を選択して貼り付け
- 値を選んでOK
コピーがCtrl+Cで一瞬でできるのに対して、貼り付けがこんなに時間がかかるのはテンポが悪くてしょうがないですね。
そこで、値で貼り付けのショートカットキーを作ってしまいましょう。
クイックアクセスツールバーに「値で貼り付け」を追加する
エクセル2007以降の機能になってしまいますが、クイックアクセスツールバーというのがあります。自分で好きな機能のアイコンを追加して使いやすくする機能ですね。
ツールバーに機能を追加する方法は幾つかありますがここではツールバー自体を右クリックするという方法でやってみました。
キャプチャしてみました。画面の左上の端にあるのがクイックアクセスツールバーです。
そうすると下のような画面が出てくる。
赤線の部分を選択して、「リボンにないコマンド」を選んで、「値で貼り付け」を探して追加する。わりと下の方にあります。
今回、上書き保存のボタンの横に置いた。
無事に追加された。これで準備完了
ショートカットキーを使ってみましょう
何かをコピーして、Altを押してみてください。すると…。
さっき追加したアイコンの上に、「2」と出てきました。この状態でキーボードの「2」を押すと…。
「値で貼り付け」が使えるのです!!
これで完成です!!!!
値で貼り付けのショートカットキー = Alt + 2
注意点として、Ctrl+Cのように、同時押しではなく、Altを押してから、「2」 という2 step必要なのですが、慣れれば一瞬で操作することが可能です。
「値で貼り付け」をよく使う方は是非やってみてください。