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笹倉及介の日記ブログ

山菜採り日記2016

ふきのとう、というかフキ味噌が大好きで、昨年もふきのとうを採ってフキ味噌を作ったのだが、昨年は偶然にもゴールデンウィークに毛無峠にドライブに行っ たらあった、という状況だった。今年は近所の山に、ふきのとうを採りにゆくという目的で何度か通った。
近所の山は山頂付近に大きなアンテナがあり、そこまで車で行けるようになっている。
僕の住む土地は盆地なので、あらゆる山が見えるが、もちろんこの山も見える。僕は鉄塔やアンテナが好きなので何となくこの山のことは好きだ。何度か行ったこともあるが山頂付近から僕の住む土地や職場などが見えてとても眺めがいい。ちなみにIngressにハマっていた頃、山頂に僕が申請したポータルがある。アンテナも申請したが、それは却下されたようだ。

2月第3週

少しだが標高が高く寒いので、雪が積もっていて、まだ溶けていない。除雪もされていないため途中で車を停めて歩く必要があった。山の麓では雪は溶けきっているし、我が家から見た感じだと全然白くなっておらず、雪はないと判断したので、予想外だった。
友人のY君と行った。Y君は洗濯機を新調し、新しい洗濯機が面白いらしく、色んな所が回ったり水が出たりするさまを見るのを肴に酒を飲めるという面白い奴だ。
雪の中を歩く。溶け始めているので、かなり水っぽい。靴がびしょ濡れになる。
昨年の4月に山に登った時には、ふきのとうが開ききっているところを何箇所も目撃しているので、その辺を重点的に探し、30分くらい歩き回ったが、そういった場所はまだ雪の下で、何も見つからなかった。南向きの斜面には雪が溶けているところがあり、そこで少しだけふきのとうを見つけることが出来た。
Y君はふきのとうが生えているのを初めて見たのか、生えている様を可愛いと表現し、写真を撮ってLineのアイコンにするくらいだった。喜んでくれたようで、収穫は少なかったが、誘ってよかった。
あまりに少ない収穫だったので、もう少し標高の低いところに行けばもっと採れるのでは?ということになり、少しずつ山を下りながら探しまわったが、やはり見つからなかった。
収穫:4個

2月第4週

次の週もふきのとうを探しに、同じくアンテナの見える山に登る。
このときは、友人K君と一緒に登った。K君はふきのとうは好きではないが、野山を散策す...時間やってから会社に行くというゲームマッチョだ。僕もできることならそのくらいの情熱をゲームにかけたいと思う。
1週間立って、先週よりは雪融けが進んでいるだろうと予想したが、車で行けたところは同じで、あとはやっぱり歩いて進んだ。靴がびしょ濡れになった。長靴を履いてきたほうが良かったのだが、あいにく長靴は持っていない。
山頂付近は雪融けが進んでいて、地面の露出が多くなっていた。アンテナの麓にかなりたくさんのふきのとうが生えているのを見つけた。K君と、アンテナの傍では変な電磁波が出ていてふきのとうが育ちやすいのではないかという話をした。
アンテナの麓以外ではふきのとうは見つからなかった。それでも、先週よりは採ることができた。
収穫:15個

3月第1週

今回も友人のY君が同行した。Y君とは2回めである。
Y君は洗濯機の調子がとても良いことを教えてくれた。僕も洗濯機を新調したくなってきた。
今回も、雪の溶け具合から言うと、車ではやっぱり似たような場所までしか行けないのだけれど、山頂付近はかなり雪融けが進んでいて、ふきのとうがたくさん生えている。
やっぱりアンテナの麓にたくさん生えていて、Y君と、アンテナの傍では変な電磁波が出ていてふきのとうが育ちやすいのではないかという話をした。
先週も先々週もこの山に来ているし、もう「ウチの裏山」という感じだ。僕のテリトリーという感じが、だんだんしてくる。山にたまに出かけて定点観測をするというのはなかなか面白い。季節ごとに景色が違う。
かごを背負って鉈を持った爺さんに遭遇し、「よそ者は山から出て行け!」と怒鳴られるということは、なかった。なくて良かった。もしかして、40年後は僕がそういう爺さんになっているのかもしれない。
ふきのとうは、スーパーの袋にいっぱい取れて、大満足な結果に終わった。これでしばらくフキ味噌生活ができる。
収穫:多数!


フキ味噌は大量に作って、小分けにして冷凍した。毎日少しずつ、ご飯に乗せて食べている。あと、奥様がフキ味噌のピザを作ってくれた。スーパーで買ってきたピザの生地にフキ味噌とチーズを載せて焼くだけだ。絶品である。
今年はひとまずふきのとう採りのみの活動になりそうだけど、少しずつ、見分けられる山菜を増やしていきたい。毎年の楽しみだ。
我ながらじじいくさい趣味である。