漫然と生きるの術
例えば、朝、「よし、起きるぞ!」と思うでもなく起きている。これはどういうことかというと、目が覚めたらしばらくは布団の中にいて、体が自然に起き上がるのを待っている。「そろそろ出社するか」と構えるでもなく出社しているし、「さあやるか!」と意気込むこともなく仕事をしている。いつの間にか起きているし、気が付いたら会社にいるし、仕事をするでもをしている。なるべくそうするようにしている。 どうしてそのようになるかというと、家族や周りの人が当たり前のように毎日同じ行動を繰り返し、私もそのようにするものだという前提で動くので、その流れに良い意味で「つられて」行動しているからである。個人それぞれにはもしかしたら、会社(学校)に行きたくないとか、今日は朝寝坊したいとかが多少あるかもしれないが、大きな流れは変わらない。毎日、お互いに少しずつ流れを作り、お互いに周りに流されて行動している。 その流れの大筋は自分が望んでいることでもあるので、考えることなく行動できて楽でもある。何か思い切って「やったるか!」と思うでもなく普通にやり始めるようにしている。そうできているうちは大丈夫で、自然にしたくなっているということで健全だと思う。 やりたくないのだけれど、「よっこいしょ」とやるということはあまりよくないことだと思っている。無理をしない範囲で慣性に任せて活動する。これを「漫然と生きるの術」という。省エネ運転での持続可能な生き方というわけだ。 「思い切ってやるか!」と思って決断することは疲れることなので、とっておきのことに取っておこうと思っている。だいたいのことは気軽に始められるし気づいたらやっている。意思決定を流れに任せるようにしている。