hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

ひぐらしのなく頃に

 というゲームをやり始めた。同人ゲームで、最近、というかだいぶ前から流行っているらしく、ネット上でよく目にしたし、漫画やアニメにもなっているのは知っていたけれど、わざわざ同人ショップで高い送料を払ってまで通販で購入してプレイするまでもないと思っていたのだが、妹がどこかから手に入れてきて(たぶん友人経由だろう)、やってみない?と言ってきたので、やってみることにした。
 これがとんでもないゲームだ。選択肢は無いサウンドノベルで、本当に言葉のままの意味で「音と絵のある小説」だ。まだプレイ中で、鬼隠し編が終わった所だけれど、不気味で怖い。漫画的、アニメ的な記号味が過剰にあふれるキャラクタ達。そいつらは平和な日常や、そのキャラクタの強烈なデフォルメ具合(見た目や喋り方)に少々うんざり気味だったが、祭りが近づくにつれてなんだか異様な雰囲気が漂ってきて、祭りが行われた後、不気味さは最高潮に達する。僕はミステリだから、きわめて冷静に謎を解くつもりでメモを取りつつ考えながら読み進めていたのだが、そんなことはできなくなった。怖い。もう目をつぶってシャンプーできないよ!
 もしかしてこれはミステリじゃないんじゃ?謎は綺麗に解けてくれるの?そんな期待と不安でいっぱいだ。明日は次の話を読もう。
 でも、ネット上でひぐらし話をしても、「いまさら」なんだよねーきっと。考えてみたら、上記の星の王子様も「いまさら」だ。まあ、ブームに乗り遅れるのは僕には良くあることだ。乗り遅れる分、本当に良いものかどうか吟味する時間が得られたと考えればそう悪いことでもない。