hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ケータイからアンテナが消えた

今日、僕はとんでもないことに気づいてしまった。 ふと思ったのだ。どのケータイにも、アンテナが付いていない。気づいたときにはゾッとした。 いつの間にかケータイのアンテナというのは画面の中の三本の線になったらしい。あの指でつまんで引っ張って伸ば…

僕たちの関係

僕は自分の道具に愛着を持ってしまう。そしてそれは結構強いんじゃないかと思う。僕はボールペンでいつもメモを取っているけれど、そのボールペンは、色々なボールペンを比較してどれが一番書きやすくて色はどれが良くて…と研究したものなので、とても愛着が…

似非整理整頓術

「隠す」というのは整理整頓しているように見える。整頓しなければならないものを隠して見えなくする。そうすると整頓しているように見える。見えなくすると見える。自分を騙して心理的負荷を減らすのだ。 本棚の本が乱雑になっていて気持ちが悪いので、以前…

粗食の何たるかを考える食事

貧乏性ど真ん中を駆け抜ける僕としては、粗食というのは別に粗末な食事でもなんでもなくて、とてもおいしい、経済的、でもちょっと貧しく見える、そんな料理であるので、別に抵抗は無いのだ。そして「粗食は健康の元だ」という標語の元、いつもおいしいご飯…

白いセーラーカラーは翻さないように

「翻る」という言葉は、今にも翻りそうでハラハラする。ひるがえるヒルガエル。ほら。

群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)

短編集。全てが好きです。 この漫画の主人公たちのような、ちょっと変だけどまっすぐな女の子たちというのは、もう居るだけで話になるんじゃないかというくらい、貴重な存在なのでは。「変さ」はむしろ良いところだと思うのに、どうして隠すのか。 群青学舎 …

心の擬音

ストン。心のへこんでいる部分に外からの情報がぴったりちょうどよく収まったときの音がこんな感じ。それを求めて待っていたという音。カチリ。外からの刺激で今まであったものが少し動いたら、今までごちゃごちゃしたものがちょうどよく嵌って動き出した感…

周期表を眺めていて思った

アルゴンは不憫だ。空気中で三番目に多い成分なのに、知られていない。二酸化炭素よりも相当多いのに。 ヘリウムは声が高くなるやつとしか知られていないだろうな。あと軽い。 タングステンは名前で得してる。「W関係ないじゃん!」と思われることで覚えても…

命令ならしょうがないよな

疲れて帰って何もする気がない時でも、神の命令だと思って部屋の掃除をしてみてください。びっくりするくらい気持ちがスッキリします。掃除を始めるのは確かに面倒ですが、実は非常に有効でお手軽な「ストレス解消法」です。 革命家は制止を振り切ってゴミを…

座っていた

PCの前に座っていたら、お腹が鳴った。そうしたら隣人の部屋の網戸が取れた。なぜだろう。 いや実際は、PC前に座っていたら偶然お腹が鳴って、その瞬間に隣人が網戸を開けようとして、網戸が外れる音が聞こえただけだ。でも、もしかして?ってこともある。バ…

星虫 (ソノラマ文庫)

とても面白かった。これは宇宙に一度でも興味を持ったことがある人全員にお勧めしたい一冊だ。 夢に向かって日々努力して、それが叶うということはなかなか無いけれど、こういうスケールのでかい夢の話をされるとすごく勇気付けられるというか、僕も夢を諦め…

変なもの発見

その辺を歩いていたら、変なものを見つけた。一見ただの少し大きめの石がたくさんアスファルトの上に転がっているだけだったが、それは、とても変な配置をしていた。ストーンヘンジのような奇妙な配置…なような気がした。その石の配置は人為的なものなのか、…

星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一のファンなので、これは読まねばと思っていた本をようやく読むことができた。読んでよかったと思う。僕はもう少し早く生まれればよかったなぁ、星新一が1001話を達成する前に生まれたかった。15年早く生まれていたらそうなっただろうか。 この本を読ん…

リーダーになるとき

僕が他人同士の集団でリーダーになるのはみんなで大掃除や、引越しをするときなどの嫌な作業のときだけである。学生時代は(今も学生だが)部長だとか、委員長、級長に選ばれたことなどなく、やる気もない。もし「リーダーシップを発揮した経験は?」などと…

なになに現象、なになに効果

ラニーニャ現象というものが起きているらしい。今日は研究室でそれが話題になった。 南東貿易風が強まり、西に向かう海流が強まるため、ペルー沖では深海からの冷水が湧き上がり、水温が低くなる現象。エルニーニョ現象と逆であるが、異常気象の一因と考えら…

廃材利用

ドーナッツは中心がいらないから中心を抜き取って捨てていたわけだけれど、それがもったいないということで、ポンデリングができた。抜き取った中心の部分をリング状に組み合わせてできたわけだ。割り箸やレジ袋などもそんな感じだと思う。

のこりゆ

「残り湯」 別にどうということは無い。風呂の残り湯。薬缶の残り湯。ただの水だ。お湯じゃない。ひらがなで書いてみると「のこりゆ」…なんだか、かわいい。 例えば、明らかに説明不足というか、そっけないブログというものがあるとする。どのような人が書い…

殿さまの日 (新潮文庫)

絶版になったのか、どこにも売っていなかったけど、偶然古本屋にあったので迷わず購入。100円だった。これを売った人はけしからん!こんなによいものを売り飛ばすなんて!でも売ってくれたおかげで僕が読めた!ありがとう! 星新一の時代小説。というか、江…

まめもやし

「まめもやし」の言葉の響きが気に入っていて、ここ数日そのことについて考えている。発端は、大学での見知らぬ人物から「豆もやしが今日あそこのスーパーで何円だったよ、こっちのスーパーよりも安かったぞ」「お前は主婦か」というような会話が聞こえてき…

ワカメという言葉

ワカメ。漢字でどう書くのかと考えた。コンブならすぐに漢字は思いつくが、ワカメは思いつかなかったから。藻という字があったような、ないような。もしかして「若女」じゃないか?と思いつき、その言葉と漢字の意味とワカメのかたちが少しばかり官能的であ…

職場を変えられるか?

たまには真面目に。 いまさらだけど、年金記録問題が騒がれています。社会保険庁はひどい有様らしい。実際にどうかは知らないけれど、もし現実に「これはひどい」というような職場で働くことになって、それに気づいた場合、僕は上司に抗議できるだろうか?そ…

箱男 (新潮文庫)

よくわからない。そのわからなさを楽しむものだと理解した。マトリョーシカのように箱の中に箱がある。 誰だって自分が入れるくらいのでっかい箱があったらとりあえず入ってみると思うけど、思わないか、いや、思うはずだ、僕はとても思う。だからこの本にで…

白湯(さゆ)についての情熱

お湯が沸きました。放置しました。冷めました。おいしい白湯が、できました。 このエントリの要約:白湯がうまい。おすすめ。 ところで僕は、薬缶に水を入れるとき、ふたを取らずに口から入れます。ごきげんようさようなら。 友人に水ばっかり飲むひとがいる…

著者近影が本文と同時に見えると読む気をなくす

ブログを読もうとして、そのブログの著者は顔写真を載せている人だったのだが、その写真と目が合ったので読むのをやめた。そういう場合に使う写真は、せめて正面ではなく斜めを向いている写真にして欲しいと思う。というより、顔は載せないほうがよいと思う…

はてブの閾値を低く設定して読む

web

僕のはてブの使い方。少し変わっているような気がしたので紹介する。 はてブのキーワード、もしくはタグの中で自分の好みのエントリがありそうなものを探す 一日に何度もつけられるようなメジャーなタグはやめたほうがよい。(例:タグ「これはひどい」を検…

地球温暖化について知っていること

僕は以前から地球温暖化問題というやつに興味を持っていて、Googleアラートを使って地球温暖化のニュースを収集したりしていたのだが、ここ最近目に見えて地球温暖化関連のニュースが多くなってきている。いい機会だから自分用に温暖化問題についてまとめよ…

質量が限りなくゼロに近いもの

そんな物体があったとして、それが宇宙よりも大きくて、その物体の中に僕らの宇宙があったとしても、誰も気づかないのか?宇宙の外までその物体で均一に満たされていたら?どこにもムラが無かったら?どんなことをしても何の反応もしない物体だったら? それ…

図書館危機

にやぁぁあああああああああぁぁ!ってなる。話の筋とは関係ないところでにやぁぁあああああああああぁぁ!読んでられないよ!(いい意味で) ついに恋愛小説になってしまったわけです。僕としては付かず離れずを維持してあくまで言論弾圧、表現の自由と戦う…

赤×ピンク

淡々と登場人物の女の子たちを描写した物語。読み終わるのがもったいなかった。 桜庭一樹の小説を読むうちに、高校生くらいの女の子の集団の出す場所を選ばない黄色い声があまり気にならなくなった。これは以前の僕ではありえないことだ。僕は読む本に影響さ…

「慮る」

「慮る(おもんばかる/おもんぱかる)」という言葉はあまり慮っていないと思う。送り仮名とか、読みの揺らぎとか。