hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

時代小説? 赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (508件) を見る 桜庭一樹は最近お気に入りの作家。ただ淡々と赤朽葉家の三代の歴史を語っている小説なのだが、…

悩むのも楽しいけどさ

ある小説(ライトノベル)が面白そうだな、いつか買おう、そう思っているうちに月日がたち、アニメ化し、漫画化してしまった。小説はまだ読んでいない。そういう場合、僕はどうすればいいのだろう。たぶん、経験上、原作の小説が一番面白いのだろうと思う。…

一人称が「僕」

「僕」という一人称を女性が使うことはあまり無いけれど、「僕っ娘」という言葉があるくらいだから、そんな娘を妄想する人たちも少なからず居ることであろう。何を隠そう僕もそうだが。いや、僕が女性というわけではないですよ、勘違いしないでくださいね。…

インドアなのは誰か

僕は外に出ず、家でインターネットや漫画、アニメ、小説などに浸りながら週末を過ごすことに至上の悦びを感じる人間であるので、自分ではインドア派で出不精だと思っていた。だけど、最近、そんなことはないのでは、と考え直す。出不精ってどういうことだ? …

ホームセンターへゆく

小柄な女性ほどの長さもある巨大なバールを発見し、興奮する。 踏むと開くタイプのゴミ箱をにやにやしながら開けたり閉めたりしている年頃の女性を発見し、興奮する。 写真用プリンタ用紙のパッケージに写っている綺麗な白人の男の子を本気でかっこいいと思…

一人称による世の中の観測 少し変わった子あります

少し変わった子あります作者: 森博嗣出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (128件) を見る 相変わらず森博嗣の観測は冴えていると思う。 短編連作形式で、ストーリー性は無い。ある変わった形式の…

最近の小学生はそうでもないのか?女の子はそうなのか?

漫画やアニメに、小学生が主人公のものがよくある。そういう場合、とても気になることは、実際の小学生は、そんなに立派なことを言わないだろうなぁ…ということである。僕が小学生の時なんか、どれだけおしっこを遠くに飛ばすかとか、どうすればかくれんぼで…

狼と香辛料 (4)

狼と香辛料〈4〉 (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 75回この商品を含むブログ (257件) を見る 大好きなシリーズだ。このシリーズならライトノベルと無縁の人物にも薦めら…

馬鹿者(褒め言葉) 夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回この商品を含むブログ (995件) を見る 天然ボケのちょっと不思議な乙女と、その乙女に片思いの男の交互の視点で語られるおはな…

小道具としてのラジオ ラジオガール・ウィズ・ジャミング

ラジオガール・ウィズ・ジャミング (電撃文庫 (1288))作者: 深山森,BUNBUN出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 65回この商品を含むブログ (79件) を見る ラジオって、いいよね。あまり聴かないけれど惹かれ…

普通の存在って結構魅力的だよね 世界の中心、針山さん2

世界の中心、針山さん〈2〉 (電撃文庫)作者: 成田良悟,エナミカツミ,ヤスダスズヒト出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (66件) を見る 針山さんは面白いなぁ。ライトノベルだから…

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 118回この商品を含むブログ (316件) を見る 唐突に<女性の作家が繊細な心理描写を書く、少女漫画的な純粋な少女の、きれいで悲…

休日は読書に勤しむ ミミズクと夜の王

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)作者: 紅玉いづき,磯野宏夫出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/02メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 225回この商品を含むブログ (409件) を見る 電撃文庫なのにイラストがなかった。イラストは表紙のみ。でもそれ…

二人称への憧れ

<お嬢様>という二人称には果てしない魅力がある。自分が「お嬢様!」と誰かを呼ぶところを想像してみて欲しい。そこには、魅惑の世界が広がっている。 もちろん私は執事だ。父と一緒に路頭に迷っているところを旦那様に拾われ、それからお世話になっている…

ドリッパー!君、がんばれ。

僕はお茶が好きだと一行紹介欄に書いてあるがコーヒーも好きだ。朝には自分で淹れたコーヒーを飲むことにしている。今まではずっとインスタントコーヒーを飲んでいたが、インスタントコーヒーはコーヒーじゃなくて別の飲み物だと力説されたので、試しに自分…

あれは抹茶オレになるのだろうか

お茶をおいしく入れるためには70℃くらいのお湯が良いといわれているが、牛乳はちょうど70℃で沸騰するらしい。普通の水は100℃で沸騰するが、水に何かが混ざっていると沸点が下がる。この現象は化学ではよく知られている現象だが、牛乳も例外ではない。もちろ…

名も知らぬ物たち

名前を知らない物を呼ぶときには、どうすればいいのか。例えば、トイレのアレとか…。ほら、もう既に説明に困っている。アレっていわれても、画面の向こうにいる人にはなんだかわからないだろう。画面の向こうの人でなくても、日常生活でトイレのアレについて…

コロッケパン考

コロッケパンはうまい。僕のお昼のメニューとして定番な地位を確立しているパンである。僕の通っている学校の売店で売っている。安くてうまい。品名が<コロッケ>としか書かれていなかったり、成分表示欄にどう見てもコロッケが入っていないのも面白い。 そ…

自分との戦い 料理編

料理とは、自分との戦いである。というのは、誰かに食べさせるためならまだしも、自分一人の場合は、自分しか食べないので、手間暇かけておいしい料理を作ったり、とてもよい食材を使ったりしても、全くの自己満足で終了してしまうからだ。これはコストパフ…

委員会の中の委員会

僕の通っていた高校には、委員会の長たちが集まる委員会があるのだ。それは委員長委員会である。委員長委員会のメンバーは委員長委員である。その委員会の長が委員長委員会長である。僕以外のみんなは生徒会執行部と読んでいたけれど、それはおかしいんじゃ…

メジロの目

歯医者に行った。僕が座った診察席は窓に面していて、冬の寂しげな景色が見える。葉が落ちきってしまった木に果物が刺してあって、そこにメジロが来ているのが見えた。院長先生が餌付けをしているのだろうと思った。そういえば、昔じいさんがメジロを飼って…

花言葉 君はセリフがクサイのだ

花言葉というのは別に決まっていなくて、花屋なんかが勝手につけたものらしい。そういうことを友人に話したところ「じゃあ俺は花じゃないものに勝手に花言葉をつけることにする」と言い出した。彼はそのときゴミ袋に自分の所属している研究室の名前を書いて…