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笹倉及介の日記ブログ

白湯(さゆ)についての情熱

 お湯が沸きました。放置しました。冷めました。おいしい白湯が、できました。
 このエントリの要約:白湯がうまい。おすすめ。
 ところで僕は、薬缶に水を入れるとき、ふたを取らずに口から入れます。ごきげんようさようなら。
 友人に水ばっかり飲むひとがいるのです。毎日1.5リットル以上は飲んでいる。しかもわざわざ買って。フランスかスイスかわからないけれどその辺から持ってきた水らしい。水って致死量合ったよなぁとか、水道から飲めよとか思って、最初は馬鹿にしていたけれど、ふとした瞬間、「ああ、あいつが水を絶賛していたなぁ、ちょっと買ってみようか」という気になっていた。まあ、そこは不思議じゃない。「すっごいおもしろいよ、一度やってみなよ、スカイダイビング」と言われたら、やってみようと思うにはかなりのエネルギーが必要だが、「すっごいおいしいよ、一度飲んでみなよ、水」だったら、その辺のコンビニへ行ったときにでもついでに買えるわけだし、そういう気になる瞬間もあるだろうことよ。
 で、買ってみて、あ、意外とうまい?と思ってしまった。悔しい。馬鹿にしてたのに、こちらが馬鹿だった。だが買うまでもないとは思う。水が世界一豊富な日本で水を買うのはとっても負けた気がするし、お金も無い。そして、それなら白湯でいいんじゃね?元は水道水だし…という過程で白湯に至る。
 そしたら、白湯のほうがおいしいじゃないですか!これは大発見!!やはり、自分の育った地の水が一番おいしいと感じるのでしょうか。いつもこの水でお茶を淹れ、コーヒーを淹れ、米を炊いている水、おいしくないわけがない。僕はお茶やコーヒーが好きなので、そのお茶やコーヒーはこの自ら作られているんだなぁと思うと、感慨深くていっそう水もおいしくなります。
 なにがいいかって、温度だ。室温が一番おいしい飲み物は白湯くらいなものだと思う。だいたいの飲み物は冷たいか熱いのどちらかでないと駄目なのだ。しかし白湯のやつは違う。室温が一番おいしい。Room temperatureだよ。お腹にもやさしい、舌にもやさしい、元は水道水、沸かすだけ。なんというやさしさでできた飲み物だろう。
 と言うわけで白湯がおすすめです。これから暑くなるわけだし、水分補給に白湯はいかがでしょうか。