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笹倉及介の日記ブログ

殿さまの日 (新潮文庫)

絶版になったのか、どこにも売っていなかったけど、偶然古本屋にあったので迷わず購入。100円だった。これを売った人はけしからん!こんなによいものを売り飛ばすなんて!でも売ってくれたおかげで僕が読めた!ありがとう!
星新一の時代小説。というか、江戸時代という小道具を使った星新一のショートショートだ。それぞれの話が同じ時代設定でかかれたもので、わずかにリンクしていることが星新一の作品の中では珍しいかもしれない。
お気に入りは「藩医三代記」。当時は医術がてきとーだった事を利用して、医者がどんどん出世していく話だった。医者以外全員が「病は気から」にだまされているのが痛快だった。

殿さまの日 (新潮文庫)

殿さまの日 (新潮文庫)