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笹倉及介の日記ブログ

リーダーになるとき

僕が他人同士の集団でリーダーになるのはみんなで大掃除や、引越しをするときなどの嫌な作業のときだけである。学生時代は(今も学生だが)部長だとか、委員長、級長に選ばれたことなどなく、やる気もない。もし「リーダーシップを発揮した経験は?」などと就職活動で聞かれようものなら、「大掃除です」と答えることくらいしかなく、それが駄目ならもうない。
みんなで楽しく、という場面ではリーダーにならない。やりたがる目立ちたがりが必ず一人はいるからだ。僕はなるべくリーダーをやりたくないので見守っている。しかし、「みんなでやる、地味で、めんどくさいこと」と三拍子揃うと何故か僕がいつも中心にいる。僕が好んでその位置にいるわけではなく、誰も中心に立とうとしないからしょうがなく僕がそこへ立つ。僕はなるべく指示を待つ人間になりたいのだが、誰も指示を出さないとなると、僕が指示を出さないと棒立ちの人間が増えるだけで何も良いことがないので、しょうがなく中心に立つ。嫌々リーダーになるのだ。
結局、僕のポジションは誰もやりたがらないリーダーをやってしまう位置だ。おそらく、周りから「面倒だからあいつにやらせとけばいいだろ」と思われ、自分では「どうせお前ら真面目にやらないんだろ?じゃあ俺がやってやんよ!」と思い、その結果そういうことをやってしまうのだと思う。兄貴分とか、世話好きと言われたこともあるがが、そんなに良いものではない。何しろ嫌々やっているわけだから。
僕がリーダーになってしまうようなめんどくさい事では、めんどくさがりで行動してくれない非協力的な人が絶対居て、そういう人をどうやってお互いにストレスなく自分の意図通り動かすことができるかが、リーダーの資質だと思う。僕にその資質は今のところは無いが、今後そんな経験を増やしていければよいと思う。