hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

はてなブックマークについて思うこと

 はてブは便利だ。ブログの記事単位にブックマークできるし、タグで分類することで検索が容易になる。他人のブックマークを見たり、人気エントリを見ることで、ブログという記事ごとにムラのあるwebサイトから優れた記事を拾い出し、ある程度抽出できる。通常のブラウザのブックマークには無いような機能を持っていて、大量にブックマークを抱えることが簡単にでき、検索も容易。ブックマークをコレクションすることが、なんだか楽しくなってくる。
 そんなはてブは、色々な問題点も議論されているけれど、僕が個人的にとても気になっていることがある。たぶん、いまさらそんなことと思う人もいるかもしれない。きっとそんなことは議論し尽くされてきたのだろうけれど、まあ、気にせず書いてしまう。
 はてブは、他の人がどのくらいそのURLをブックマークしたかがわかるようになっている。ある程度ブックマークが多いURLがあると、はてなのトップにあるような、人気エントリだとか、注目エントリだとかに取り上げられ、目立つ場所に置かれる。そしてさらに人々の目に留まる機会が多くなり、他のブログや、個人ニュースサイトなどで紹介され、さらに目立ち、さらに注目され、さらにブックマークが増える。
 僕は、あまりにも注目されるとなんだか興ざめしてしまうので、そういうのが嫌だ。自分だけが知っているからこそ自分の中で価値があるという情報だってあると思う。いわゆるマイノリティ指向か。だからといって、ブックマークするなとは言わない。僕も、ブックマーク数が既に500を超えているエントリをブックマークすることがある。それはしょうがない。知ったのがみんなより遅かったというだけで、そこに書いてある情報は自分にとってとても有用なものだと思ったので、ブックマークはしておきたい。そう思った。
 でもやっぱり、その日ブックマークしたものを眺めて、ブックマーク数が5以下だったりすると、思わずにやけて「まだ誰も知らないんだ…うひひひ」などと思ったりしてしまう。
 そんなこと思っているんだったら、公開ブックマークになんかするなよ、と言われてしまうかも。でも、本当は自分の見つけた情報を誰かに知ってもらいたいのだ。我ながら素直じゃないと思う。
 僕とは逆に、まだ誰もブックマークしていないと、ブックマークするのをためらってしまうという人も居るのだろうと思う。そういう人は、そんなこと気にせずどんどんブックマークするべきだ。それは他人とは違うアンテナを持っているということで、はてブ全体にとって貴重な存在だ。それには空気を読む必要は無い。そんな、「学級会の多数決で、みんなが手を上げないから自分も上げないでおくか」みたいなのは要らない。自分の思うままにブックマークして欲しい。