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笹倉及介の日記ブログ

「GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋―」を読んだよ


 もう、内容などどうでも良くて、本の中の完成された世界の中で、ヴィクトリカがちょこちょこと動いたり、喋ったりしているだけで幸せな気分になれるのだ。久城とのやり取りがとてもほほえましくて、心地よい。「ヴィクトリカと久城の平和な日常」だけを本にしてくれ。何の事件も起こらないとしても絶対に読むよ。…と、こんな風になってしまったので、もう正当な評価はできないような気がする。ヴィクトリカと久城が出てくればなんだっていいのだ。
 ヴィクトリカの声は、「しわがれた老人のような声」と書かれているけれど、これは実際にどんな声なのか想像するのが結構楽しい。可愛い姿に不釣合いな声なのだろうなと勝手に思っている。