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笹倉及介の日記ブログ

炬燵の件

もうそろそろ寒くなってきたので、炬燵を設置しようと思うが、やはり炬燵というのは非常に破壊力のある兵器であり、囚われたら逃げ出すことかなわずであるので、実行する前に入念に準備しなければならない。炬燵の設置にもベストを尽くすべきである。
まず当然のことながら、炬燵布団は洗わなければならない。と思っていたが、めんどくさいのでそのまま使うことにする。というか、どうやって洗ってよいのかわからない。洗濯機に突っ込めばいいのだろうか。のっけから妥協が入るがめげない。
次に重要なことは、掃除である。汚い部屋にそのまま炬燵を設置したとあっては、何がしかの物体の消失は免れないだろう。アレは人間一人は飲み込めないにしろ、常にひきつけておくくらいの力は持っているし、猫は丸ごと入って出てこないし、靴下とあっては確実に消し去るくらいの力は持っている。靴下が片方無いと、僕はもう片方を枕元に飾ってクリスマスの夜を待つくらいしかできないので、それはとても困る。どうせサンタも来ないし誰も来ないんだ。悲しいじゃないか。靴下にはそんな悲しい思いをしてもらいたくない。そうならないためにも、僕は今日、部屋の掃除をするべきである。
炬燵に入る人間の方のコンディションも重要だ。つまり僕のことだ。僕は最高の状態で炬燵デビューをしたいのだ。そのためには何が必要だろうか。猫、みかん、煎餅、お茶などの準備も必要だけれど、順番は僕の体調管理からが妥当だろう。最高の炬燵デビューのためのコンディションとは何だろうか。炬燵とは暖かくて、とても幸せな空間だろうと思う。つまり最高の炬燵デビューをするためには、それの逆を体験した直後に炬燵に入ればいい。
というわけで、今日の僕は、掃除をしたあと炬燵を設置し、炬燵に入らずに薄着でサイクリングに行けばいい。そして途中でみかんを買い、鼻をたらしながら寒い寒いと言いながら帰ってきて、お茶を淹れ、そうして炬燵に入ればよいのだ。
さあ実践だ。