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笹倉及介の日記ブログ

道を走る妖怪

結構大きい道路を渡るときに感じることが多いのだけれど、横断歩道の無い場所を歩いて横断する場合、横から透明な大きい車が猛スピードで僕を轢く気がする。なんとも無いのだけれど、気持ちが悪い。横断歩道がある場所ではなんとも無い。
きっと横断歩道以外の場所で道を渡ると、車が来るのではないかという不安と、横断歩道以外の場所では渡ってはいけないような気がするという罪悪感が合わさって透明な車が出てくるのだ。不安や罪悪感は見えないところからやってくる。道を横断しているとき、左右は見えないから。
朝早い時間帯は、赤信号なのに車が一台も見えなかったりすると渡ってしまうこともあるが、そういうときは透明な車を感じることは無い。この場合は罪悪感の元は赤信号だ。それが正面にあるから透明な車を感じることは無い。見えていれば安心である。そこを見ても安全では無いが。
いや、もしかして横断歩道になにか結界でも張られているのかもしれない。