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笹倉及介の日記ブログ

歩く人、待つ人

歩行者用の信号機って、あれ、止まっている人と、歩いている人だ。そんなことはわかってるって?でも僕はいつもはあいつ等が止まっているか歩いているかなんてどうでも良くて、僕が進むと危険かどうかを教えてくれればよいだけの存在だ。そして、僕の認識は、ただ「赤くて真ん中に棒状の白いものがある図形=赤=止まれ」「緑色でそれよりも少し複雑でKを反転させたような図形=青=進め」だった。ずっと前からあれは人だと知っていたけれど、図形に込められた意味などあんまり意識していなかった。
今日、特に何かあったわけではないけれど、天啓を得て彼らを認識しようと思った。そうして改めて信号機を見てみると、彼らはあんまり道路を横断している人や止まって信号待ちをしている人には見えなかった。頑張ればみえる。その程度だからただの図形になってしまったのだ。