妙なる技の乙女たち
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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宇宙エレベーターのある赤道直下の島で働く女性達を描く、短編オムニバスのSF小説。
感想は今回箇条書きのメモをそのまま載せることにした。あとから見たら、このメモを崩すのがもったいないと思ったので。
- 全部の話が好き。でもどこがって言われたら、七話。
- エンジニアってかっこいいなー。
- 宇宙って皆の共通の夢だ。
- 仕事に誇りと夢を持って働いている人たちはかっこいい。
- それが女性だから、余計に良い。美しい。
- フライホイールが出てきた。天涯の砦と繋がった世界?
- 紡糸カーボンナノチューブが出てきた。そういうの早く発見されないかな?
- 「ものを創出するときの霊感」
- 「医薬品や化学物質の素になるかもしれない希少種」
生物を絶滅させちゃいけないという活動の具体的、現実的なメリット。ただの偽善、もしくは学術的な価値のみかと思ってた。
- 「人間は家事が好きであるべき」
確かにそうだ。文化的かつ動物的に生きるというのはそういうことだ。
- 「トラブルのFAQを持っていない」
僕も、たいした挫折もなしにここにいるのだけれど、大丈夫なのだろうか?
- 「はるか遠くへ行って帰ってくることは、とても立派よ。だけどそれだけでは、一時の熱狂で終わってしまう。貧乏性の私には耐えられないわ。だからしっかりと地歩を固めていこうと思ったの。」
貧乏性とはそういうことか。長期的視点で考える=貧乏性。僕も貧乏性を自称していた。長期的視点でものを見る能力があるということかな?