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笹倉及介の日記ブログ

無灯火の恐怖

最近は暗くなるのが早い。僕は自転車を無灯火運転で帰った。昨日ライトが壊れていることに気づいたのだけど、まだ直していなかったのだ。
無灯火運転は本当に怖い。何が怖いかって、ライトがついていないから前が見えないということではなく、ライトがついていないから周囲に自分の存在を気づいて貰えないということが怖いのだ。なんという社会からの隔絶だろう。無灯火の自転車はさながら箱男のように匿名の存在になる。自分は相手のことがわかるけれども、相手は自分のことがわからない。こちらだけ一方的に匿名で無責任の存在になる。無法者だ。無法者は好き放題出来るけれど、法で守られることはない。困っても誰も助けてくれないのだ。
自分が誰からも注目されないようになるというのは、本当に怖いことだ。誰からも無視される存在になる。そのくせぶつかったりすると相手を傷つけてしまうし怒られたり、僕も痛いのだ。無灯火ってのはそういうこと。実際の人間関係で無灯火の状態になった場合のことを考えると怖くてとても無灯火では走れない。こちらからはなんの問題もなく運転できるし、暗いけれど見えもする。しかし怖くてたまらないのだ。

そういうわけで、今日は帰ってきてから、暗い中ケータイのディスプレイを懐中電灯にしながら、自転車のライトを分解し、直そうと試みたのだった。電球がゆるんでいただけだったようで、はめ直したらまた付くようになった。いやあ、よかったよかった。

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