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笹倉及介の日記ブログ

秋期限定栗きんとん事件

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

久しぶりに小説を読んだ。やっぱり小説はいいなあ。
どうして好きなのだろうか。たぶん、人間が好きだからだとおもうけれど。そして、その好きな人間の好きなところがデジタルにわかりやすく伝わるからだろう。文字やことばも好きだし。
アレが好きだからアレの含まれているコレが好きなのだとか言っても全然説明になっていないんだけど、まあしょうがない。好きなものの分析なんぞ、恥ずかしくて外に出せるか!

さあ本の感想です。

小鳩くんと小佐内さんはもう関わらないことにしたようで、別れ別れに生活し、別の人とつきあい始めます。しかしやっぱり小市民になりきれない小鳩くんと小佐内さんは相手方とうまくいきません。小鳩と小佐内が一緒にいればうまくいくのになあ、と思った。最後にはやっぱりそうなったのだけど、「最善ではなく次善」であるというのが二人らしい結末。息のあった二人でどう見てもお互い無しでは生きていけないのにね。




瓜野くんは可哀相でしたね…。小佐内さんマジ外道だな。僕は瓜野に自分を重ねていたので本当に謙虚に生きようと思いました。思い込みで突っ走るのは止めて、ちゃんとよく考えて、裏を取ってから行動すべきですよね。