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笹倉及介の日記ブログ

煙突の上にハイヒール

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小川一水の短編集です。SFです。
今回の短編集は、今すぐにでも実現しそうな未来、でしょうか。話のバランスが良い感じでした。いろんなタイプがあって、あんまりSFらしくないSFが少なく、SFが分からない人にもお勧め出来そう。「実現しそう」というところが、夢があっていいよなーと思ったり、怖くなったりしました。

「おれたちのピュグマリオン」という話が一番お気にいりです。自分の代わりにロボットを操作して社会生活を営むというのはどんな感覚なんだろう?

「白鳥熱の朝に」はパンデミックで人類が激減してしまった時代の話。生き残った人間の、とても温かい話でした。そしてインフルエンザの恐怖みたいなものも感じた。ちょうど世間で流行しているので、もしかしたら今すぐにでも実現してしまうかもしれないという不安があって、リアルに感じられました。

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