hakanashika

笹倉及介の日記ブログ


仕事で、とある測定器具を作って貰った。どんな器具なのか、ということはここでは関係ないので、説明しない。
鉄で出来ていて、堅くて、ずっしりしていて、角がシャープで、ぴかぴかしている。ばねで開いたり、閉じたりする。
これがとても良くて、仕事とは関係なく、モノとして気に入っている。

作って貰ったというだけで、図面を書いたわけでも、金型を作ったわけでもない。どのように作るのか、詳しく知らない。
でも、とにかく、僕の思い通りのものが出来た。
これは僕の人生にとって、革命的な出来事であると思う。


子供のころは、プラモデルやレゴブロックが好きだった。材質はプラスチックだ。
それでロボット、車、電車、ロケットなどを作った。
子供心にはプラスチックは鉄だった。
「鉄は大人専用。子供はプラで我慢しなさい」という感じ。
プラスチックは軽いし、カラフルな色をしていて、安いし、軽いし、なんだか子供っぽい。子供だって、本当の鉄を使って、大人の、重厚な、カッコイイものを作りたかった。
鉄は大人だけの特権。大人だけが自由に出来るもの。そういう認識だった。
それが、今やようやく、鉄を自由に出来るようになったのである。素晴らしいことです。





ということが、下記podcast ミミガク:環境考古学 でえのきどいちろう氏が話しておられました。このエントリはそれを僕の場合に当てはめたものです。言ってしまえばパクりです。しかしながら、非常にタイムリーで、とても共感したのです。
http://www.tbs.co.jp/radio/mimigaku/heya/20110206.html


写真は関係ありません。鉄っぽいやつをと思って貼りました。