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笹倉及介の日記ブログ

バナナの話

バナナには種がないので、株分けで殖やすらしい。
株分けってことはつまり遺伝子のミックスが行われず、クローンであるということだ。僕たちが美味しく食べているバナナは元は一つで、ずっと一つのバナナのクローンを食べているということになる。
バナナからしてみれば、あんなに美味しく栄養満点な実をつけても、種なしなので子孫を残すことに何の関係もなく、実をつけるだけ無駄だ。もうちょっと他のところをがんばっても良かったと思う。でも、もし、

バナナがとある南国の美女に恋をした。「彼女に美味しく食べてもらい、彼女を幸せにすることが俺の幸せだ」とバナナは思った。だがバナナは致命的に不味かった。バナナある植物学者に泣きつき、彼に美味しくしてもらおうとするが、そのためには子供を作る機能を捨てなければならないと言われてしまう。そして、バナナは泣く泣く子供を作る機能を捨て、美味しくなったのだった。しかし南国美女は、好きな人を食べるのはオカシイと言い、一緒に人生を歩むことを願った。バナナは考え直し、二人は幸せに暮らした。バナナは南国美女と一緒にクローンで子供達を殖やし、全世界の人々に親しまれているのだった。とさ。めでたしめでたし。

という話ならば、無駄と言って悪かった。そしてちょっとだけ積極的にバナナを購入していこうと思う。

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