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笹倉及介の日記ブログ

歩く歩く

 風林火山という言葉がある。これの意味はこのようになる。

其の疾きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し

 まあ、つまり大河ドラマを見たわけだ。それにしてもこれを四文字にするなんて、略し過ぎだ。
 これを真似て「歩くこと○○の如し」と言おうとしたが、良い言葉が思いつかない。「走る」なら「風」で良いが、「歩く」となると早さが中途半端である。一文字で表せて、自然に関係するもので、ゆっくり移動していくものといえば、何だろうか。まったく思いつかない。
 それはともかく、今日はいつもより歩いた。実家から駅まで歩いて、電車に乗り、駅から歩いて部屋に帰宅。その後、なぜか自転車が無かったので歩いて探しに行く。学校しか考えられないので学校まで歩く。自転車が有ったのでそこから歩くのはやめて、自転車で買い物へ行く。晴れていて気持ちが良かったし、たまには歩くのもいいものだ。現代人はわざわざ歩いて移動しないから、歩くことは贅沢なことになりつつある。時間に余裕が無ければ歩いたりはしないのだ。雲一つ無い青空、では無かったが、天気も良く、たいへん気持ち良かった。雲は二つあった。
 そうか、雲か。歩くこと雲の如し。なかなかはまっている。今日は良い日だ。