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笹倉及介の日記ブログ

羅生門・鼻 (新潮文庫)

羅生門・鼻 (新潮文庫)

羅生門・鼻 (新潮文庫)


全体的に雰囲気は好きだ。けれど読んでいて、お、これは面白い、この話は好きかも、と思った話が盛り上がってきたと思ったら「未完」と書かれていたのでショックだ。邪宗門という話。途中まで宮中での恋愛モノのような感じで、そこまではとてもよかった。現代の恋愛モノよりも古典の恋愛モノのほうが好きになれるのはどうしてだろう。筒井筒なんかは教科書に載っていて悶えた記憶がある。
最近気づいたけれど僕はファンタジーだとか、宇宙だとか、時代モノだったりして現代の現実に起こっている設定の小説をあまり読まないなぁ。現実逃避しているからだろうか。