日本の地名・都市名―これだけ知っていれば面白い
日本の地名・都市名―これだけ知っていれば面白い (エスカルゴ・ブックス)
- 作者: 今尾恵介
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 新書
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Session22というラジオ番組があって、僕は毎日podcastで聞いているのだけれど、専門家を呼んで様々な話を聞くような会があり、僕は下記の放送会をとても興味深く聞いたのだった。
2013年07月02日(火)今尾恵介「地図に秘められた謎」Session袋とじ - 荻上チキ・Session-22
それで、図書館で今尾恵介という人の書いた本を借りてきた。
これはとても面白い! 地名がこんなに面白いとは。地域の歴史有り、文化有りのとても個性的な理由でその地名があるのだということを知った。
たとえば、長野県の「豊科」という地名は、「xxしな」という地名の多い長野県らしい地名のように思えるけれど、鳥羽(とば)村の「ト」、吉野(よしの)村の「ヨ」、新田町(しんでんまち)村の「シ」、成相(なりあい)郷の「ナ」という4つの地域が合わさって出来た地域なので、その頭文字を取った名前にしたそうだ。地名にもいろいろあるのね…と半分あきれたように感心する。うーん、自治体の役員たちは何を考えているのだろう…。
ドライブ中に地名の看板を見ると、どういう経緯でこの名前になったのだろうか…と考えるようになった。そういう意味で、僕の見ている景色を変え、人生の幅をちょっとだけ広げた良い本である。もう少し、関連書籍を読んでみたい。
最近新潟に行って、糸魚川市の「歌」という地名が看板で見え、その地名がどうして「歌」になったのか気になっている。とても綺麗で良い名前だ。こういうことは、ウェブで調べても出てこないことが多いので、当地の図書館などで郷土資料を見ないといけない。
地図はおもしろいなぁ。僕はウェブにある情報よりも、無い情報を探し出すことのほうが燃えるのだ。
googleが古地図とかもまとめ始めたら面白いのに。