hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

巨大な岩はどのように成長したか

 ウルルという巨大な岩がある。エアーズロックという名のほうが有名かと思われるが、正式名称はウルルというらしい。僕は世界一大きな岩だと思っていたが、世界一はウルルではなく別にあるようだ。
 ウルルがどうやって出来たかを考えることにする。
 オーストラリア大陸ほど中央を決めやすい大陸は無い。そしてウルルは大陸中央にある。なぜだろうか。それを考えればおのずと答えが見えてくる。
 オーストラリア大陸は、海から陸に吹く風がとても強い。オーストラリアは海に囲まれているので、海から陸に風が吹くと一時的に空気の圧力が上がる。そうなると、ある程度高気圧になるとやがて反発が起き、陸から海へ風が吹くだろう、まるで波の満ち引きの様に。その現象は大陸の中央ほど顕著なはずだ。中央に向かって吹く風は砂漠の砂を舞わせ、中央で圧縮される。圧縮され、また戻る。それを繰り返す。そのようにして、最初は小さな石だったものに少しずつ砂が付いてゆく。だんだん大きくなってゆく。なんということでしょう!最初石だったのものが、岩になり、更に成長し、聖地として崇められるような巨大な岩になったのです。
 同じ理屈で、日本の本州は細長いので、中央に岩ではなく山脈が出来たんですね。