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笹倉及介の日記ブログ

「原稿用紙10枚を書く力」を読んだよ

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)


 ブログを書くようになってから、文章を書くのが上手くなりたいとずっと思っているので、このような本もよく読むようになった。この本についてのエントリを原稿用紙10枚書いてやろうかとちょっと考えたが、まあ、そんな急には無理。
 とりあえずたくさん書いてみることが大事。質よりも量。量をかけるようになってから質を上げることを目指せばよい。そういう趣旨の本だ。その割には、量を書くテクニックの具体性に欠けると思った。良い文章を書くために、役に立つことは書いてあるのだけれど、「量」をそこまで前面に押し出してはいないというか…。タイトルに嘘偽りアリではないのかな?と感じた。だから、タイトルさえ変えれば、良い本。書くことで考える力がつくとか、書くことで読書力もつくとか、本を読んでいる上で思っていたことが書かれていたので良かった。
 この本についてのエントリで、この本にかかれてあったことを実践するのはなんだか気恥ずかしいのでやめておくか。実践はまた今度。


以下付箋

  • 起承転結の「転」から始める。残りは後でくっつける。
  • 価値を下げるような文章は書かない。
  • うまいエッセイとは、読んだ人と書いた人が体験を共有できるような文章である。
  • 作者が主張したい部分を外して読む人間は、感受性は豊かだが読書力が無い。
  • 自分が主張したいことを一行目に書く。
  • 個人の体験は本人にとっては価値のあるものだが、他人に読ませる価値のある文章にするとなると非常に技術が必要。
  • どのようなスタイルで書くかは重要。
  • 音読すると文章が生きているかどうかわかる。
  • 書くということは、感じる、考えるということである。何も思わなければ何も書けない。