hakanashika

笹倉及介の日記ブログ

岩をも通す

むかしむかし、地球の半分がずっと明るかった。太陽がずっと当たっていたので、明るいし暑かった。明るすぎるので、その半分に住んでいる人々はもう我慢の限界だった。ほぼ全員同時に、「暗くな〜れ☆」と思った。もちろん地球は丸いので、反対側はずっと暗いし寒い。だからその半分に住んでいる人々も、ほぼ全員同時に、「明るくな〜れ★」と思った。
そして少しずつ地球が自転し始めた。ちょっと人口に偏りがあったから地軸が傾いた。
今の人間たちは当然のように昼と夜があると思っているので、だんだん地球の自転が遅くなっている。