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笹倉及介の日記ブログ

岩をも通す2

岩をも通す - hakanashika
むかしむかし、地球が自転し始めたころ。自転はし始めたけれど、地軸が傾いているせいで相変わらずずっと夜だったり、ずっと昼だったり、とても暑いところ、とても寒いところがあった。昼と夜が生まれたところでは人は増えたけれど、まだまだ人々は満足しなかった。暑いところの人は、「涼しくならないかなぁ」と思ったし、夜のところは「明るいと便利なのになぁ」と思った。
そして地球は公転し始めた。四季が生まれ、現在に至る。だんだん公平になってくる。最終的には一年中明るすぎず、暗すぎず、暑すぎず、寒すぎずという地球になるんじゃないかな…たぶん…。とりあえず次の段階は縦に回ることだ。
毎年のことだけど、真夏には「暑い、早く秋になれ」と思うし、真冬には「寒い、早く春になれ」と思う。僕だけじゃなくて世界中皆そうだ。だから公転の早さはだんだん早くなっている。