鵺姫異聞 (ソノラマ文庫)
- 作者: 岩本隆雄,弘司
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
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読了。最近環境問題について書いているのは、最近この星虫シリーズを読んでいたからかもしれない。いや、もとから関心のあったテーマではある。でも諦めかけていて暗い未来しか想像していなかったのだけど、この本を読んでもしかしたら何とかなるんかなぁと思い直して環境問題について再燃し始めた。相変わらず暗いことには変わりは無いけれど、考えることを再開し始めたのだ。
この小説は「後100年後に地球に人類が住めなくなる」と言われ、人類全体が暗くなっているところに、星虫がやってきて、地球の声が聞こえるようになり…のような感じなのだ(ちょっと大雑把過ぎるかも)。そしてそれがきっかけとなり人類の心は一つになって、どうにか解決しようとする。実際に成功するかどうかは語られていないけれど、現実でそんなことが起こらないかなぁと思う。
この本自体の感想を書いておく。なんだか、タイムリープで、重要人物は実は身近にいましたよー的な展開が前の話からのパターンになっているので、あんまり衝撃は無かったけれど、このシリーズ全体のテーマだと思われる「環境問題を乗り越えて人類の発展を目指す」というところに深く共感した。