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笹倉及介の日記ブログ

ミクシィという無視できない存在

いつかはあのオレンジ色の世界について書かなければと思っていた。
ミクシィが肌に合わないという話。最初からわかりきっていたことだけれど。
まず、誰か、誰でもいいが、少しでも面識のある人が大抵はマイミクになるわけだけれど、面識のある人の日記というのは、読んでいて、とても気持ち悪い。なぜだろう? 僕はウェブ日記が大好きで、いろいろな人の日記を読んでまわっているし、自分自身でも書いているのだが、ミクシィの日記を読んだときのように、気持ち悪いという感覚になったことは一度もない。むしろ面白い。楽しんで読んでいるし、書いてもいる。たとえ何の役にも立たない少しも面白みのない文章でも、誰かの日記を読むという行為は本当に楽しい。(だから自分でも書いている)
でもミクシィはなんだか気持ち悪い。ミクシィ論ははてな界隈でもいろいろと議論されているが、僕なりの考えを述べるとする。
たぶんそれは、「顔が知れているかどうか」が重要な要素なのだろう。どんな人間かわからないからウェブ日記は面白いのであって、顔を知っている人間になるととたんに「お前の私生活などどうでもいい」となる。
ウェブ日記を読むのは、文章の向こうにいる書き手を想像して、そこに惚れ込んでいるから面白いのであって、全て幻想だ。現実に面識のある人々に幻想はない。ミクシィの日記は最初から幻滅した状態から読み始めるのだから、そりゃあそうだろう。オマエがポエムとかキモイ吐き気がする氏ねとなるのも無理はない。ただの報告程度にしてほしいものだ。
数の問題もある。ウェブ日記は膨大な書き手がいて、僕はその中から偶然出会った僕の好みの文章の日記を読んでいるに過ぎない。好きで読んでいるわけだ。それに対してミクシィは、別に文章が読みたい目的で知り合ったわけではない友人がマイミクになっているわけだから、読みたくもない日記を書く人になるのは当然といえば当然かもしれない。
結局、遠い地に居る友人との報告・連絡用になりそう。コミュニティの雰囲気にもなじめない。